睡眠時無呼吸症候群は当初、極めて稀な病気であり、異常な肥満と、立ったまま居眠りするような過剰な眠気がその典型であるとされてきました。
しかしその後、肥満でなくても、大きないびきと睡眠時無呼吸を起こすケースがあることが多数報告されました。
近年、睡眠時無呼吸症候群の診断技術が進歩したことによって、睡眠時無呼吸症候群の有病率データが正確に把握することが可能となっています。
それによると、欧米での睡眠時無呼吸症候群の有病率は、男性で4%、女性で2%程度。
日本の場合、未だ詳細なデータがそろっていませんが、睡眠時無呼吸症候群の有病率は少なくても1%以上になると考えられています。
ちなみに、日本人で習慣的にいびきをかく人の割合は、男性で21%、女性で6%。
女性にいびきをかく人が少ないのは、女性ホルモンが関係しているといわれています。
女性ホルモンが、睡眠時無呼吸症候群を抑制すると考えられています。
実際、女性で睡眠時無呼吸症候群を発症するのは、閉経後が断然多いというデータも出ています。
このようなことから、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンの投与が、睡眠時無呼吸症候群に有効であることが現在確認されています。